プラズマとは、生理学においては血漿、細胞学においては原形質を意味しますが、物理学では相互作用をする荷電粒子の集まりとして理解されています。1929年に、アメリカの化学者・物理学者でノーベル化学賞受賞者であるアーヴィング・ラングミュアが、放電管内に生じる陽光柱の状態を表すのにこの言葉を用いたのが始まりで、現在では超高温の電離気体の状態を表すのによく用いられています。
気体を構成する分子が部分的、または完全に電離して陽イオンと電子とに分かれて自由に運動している状態であり、全体として電気的に中性な状態に保たれ、また構成粒子が電荷をもっているため、粒子は電磁場を通して遠隔的な相互作用をすることができ、離れた領域にある粒子の運動に依存した振る舞いをします。このように、分子からなる気体とは大きく異なった性質を持っているため、個体・液体・気体とは異なる物質の第四の状態といわれています。一般に気体中で放電することによって生成され、身近なところでは、点灯している蛍光灯の内部で水銀ガスがプラズマとなっています。また、炎もまたこの一種です。
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